「別の動画を重ねて表示したい」
「スマホやテレビの中に映像を“はめ込みたい”」
「解説動画で顔出し部分をワイプのように入れたい」
そんな時に使えるのが動画の「はめ込み」編集です。
before:

AFTER:

上の写真は、カーナビ画面に fire tv stickの画像を動画編集ソフトではめ込みました。
本記事では、PowerDirector 365を使って、簡単に動画をはめ込む方法を初心者向けに解説します。

SNS動画、YouTube、プレゼン用動画にも活用できるテクニックなので、ぜひチェックしてみてください!
目次
✅ 本記事でわかること
- 動画の「はめ込み」とは?
- PowerDirector 365での基本的なはめ込み方法
- 応用テクニック(枠・マスク・トラッキング)
- よくある質問とトラブル解決
🎬 動画の「はめ込み」とは?
「動画のはめ込み」とは、メインの動画の中に別の動画(または画像)を重ねて表示する演出です。
英語では「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)」と呼ばれます。
よく使われるシーン
- 解説動画や実況でのワイプ映像(顔出し+画面)
- テレビ・スマホ・モニター内に映像をはめ込む
- 会話シーンで複数人の映像を同時に表示
- 商品紹介で「使用シーン」を小窓で追加
🛠 PowerDirectorで動画をはめ込む基本手順
PowerDirector 365では、「ピクチャーインピクチャー(PIP)」機能を使って簡単に動画を重ねられます。
✅ 手順
- メイン動画をタイムラインの「トラック1」に追加
- はめ込みたい動画を「トラック2」に追加(上のレイヤーほど手前に表示される)
- タイムライン上のはめ込み動画をダブルクリックして「PIPデザイナー」を開く
- サイズ・位置を調整(右下や中央など)
- モーションや影、縁取りなどの装飾も可能
- 再生して位置とタイミングを確認 → 書き出し!

↑猫ミームをはめ込みました
📌 補足:トラック3、4…と追加すれば複数動画のはめ込みも可能です。
🎨 応用テクニック①|テレビやスマホ画面に映像をはめ込む
例えば、スマホの画面に別の動画を自然に表示させたいときは、「マスク機能」を使います。
✔ 手順
- スマホ画面の画像または動画をトラック1に配置
- はめ込みたい動画をトラック2に配置
- トラック2の動画を選択 → 「マスクデザイナー」へ
- スマホ画面に合う形(長方形など)のマスクを選択
- 位置・サイズをスマホ画面にピッタリ合わせる
- 必要に応じてぼかし・影をつけて自然な見た目に
マスクデザイナーについては、こちらも参考にどうぞ。

🎯 テレビや看板への合成にも応用できます!
📌 応用テクニック②|動く対象に合わせて動画をはめ込む(モーショントラッキング)
PowerDirectorの「モーショントラッキング機能」を使えば、動いている人物や物体に動画を追従させることも可能です。
✔ 手順概要
- トラック1にベース動画(動く対象がある)を配置
- トラック2に「はめ込みたい動画」を配置
- トラック1の動画を右クリック →「モーショントラック」を選択
- 対象を追従させたい部分を囲む → 自動解析
- 追従対象に「トラック2の動画」を割り当てる
モーショントラックについては、コチラも参考にどうぞ。

📌 YouTubeのVlogやスポーツ系動画にぴったりな演出です!
💬 よくある質問(Q&A)
Q. 動画が背景と被って見づらいのですが?
👉 「影」や「縁取り」をつけると、はめ込み動画が見やすくなります。PIPデザイナーで調整可能です。
Q. はめ込み動画にアニメーションを加えることはできますか?
👉 できます。キーフレーム機能を使えば「ズーム」「回転」「フェード」などの動きを追加可能です。
✅ まとめ|動画のはめ込みで演出の幅を広げよう!
PowerDirector 365を使えば、初心者でも簡単に動画同士の「はめ込み」編集ができます。
- ワイプ表示や画面内表示でプロっぽい仕上がりに
- マスクやトラッキングでさらにリアルな合成が可能
- SNS動画・YouTube・プレゼンなど幅広く使える
🎬 ぜひ今回紹介したテクニックを使って、あなたの動画に深みと個性を加えてみてください!